0から薬剤師転職を目指すブログ

薬剤師でありつつ専門分野において深い知識を持っていれば、転職する際に有利になるのでおすすめです。妊婦に興味がある人にぜひ取得してもらいたいのが妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師という資格で、母子の健康に注意しながら安全な薬物療法が提案できるようになります。

妊娠中や授乳中の母体は通常よりもずっと敏感で、特に配慮して医療行為を行う必要があります。この資格があれば高度な薬物療法に関する知識があるだけではなく、臨床経験を持っているということも示すことができます。

また妊婦や授乳婦と良い関係を築いて、カウンセリングが行えるようになります。さらにこの分野における十分な研究能力も有している必要があります。この資格に申請するためには、定められている条件を満たしている必要があります。その条件とは日本の薬剤師免許を持っており、5年以上の実務経験を有していることが挙げられます。また指定されている団体の会員である必要もあり、妊婦や授乳婦の薬剤指導に3年以上従事したという経験も必要になります。さらにカウンセリング技術などの実技研修を40時間以上履修しなければならず、定められている講習会を20時間以上受講するという条件も設けられています。この他にも妊婦や授乳婦に対して30症例以上の薬剤指導実績があり、病院長や施設長の推薦も受けなければなりません。そして認定試験に合格する必要もあります。数多くの条件が定められているため実際にこれらを満たすことはたいへんですが、興味がある場合にはぜひ努力してみてください。認定されても有効期間は5年間となっており、更新するためには40単位以上の講習を受けるといった条件が定められています。